神経質礼賛 2059.自分への御褒美
頑張った自分への御褒美、という言葉をよく聞く。皆さんは何を想像しますか。ちょっと贅沢な料理やスイーツ、欲しかった服や宝飾品、海外旅行は無理でも近場の温泉旅行・・・。新型コロナで我慢続きの毎日。気持ちをリフレッシュしてモチベーションを高める効果がある。生活予算の範囲内ならばたまにはいいだろう。
私が最近買った自分への御褒美はヴァイオリンの弓である。通常、弓はブラジル産のフェルナンブーコという硬い木で作られている。近頃は1本1~2万円位からC国製の安価なカーボン弓が出回っていて、エレキバイオリン用に1本持っている。YAMAHAが1本36万円の高級カーボン弓を販売していると知った。しかし、その価格ではちょっとなあ、というのが率直なところ。4万円の廉価版もそこそこ評判はいいようだ。そこで、両者の中間モデルYBN100を買うことにした。重量が3種類から選べる。重い62gを選んだ。普段メインで使っている弓は64gある。実際に使ってみると、スピカートやフライングスタカートといったいわゆる跳ね弓のコントロールが楽である。なかなか弾きやすく外観も優れている。これで何年も楽しめるのであればいい買い物かなと思う。
ただ、一ついけないのは、箱のクッションである。弓の先端のチップは衝撃に弱く、傷みやすい。だから普通は弓が入っている箱は先端部分にスポンジなどのクッション材が入っているものだ。買ってしまえばケースに入れて保管するから問題ないけれどもそれまでの間に傷めるおそれがある。このあたりはもう少し神経質になってくれないと困る。YAMAHAさんはピアノと金管楽器では世界的なメーカーだけれども弦楽器はまだ日が浅い。これからに期待しよう。
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