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2023年3月 9日 (木)

神経質礼賛 2083.オドオドして恥ずかしがつて居ればよろしい

 人とのコミュニケーションが取れないといって悩んでいる人がいる。中学校は完全に不登校。その後、長年ひきこもっている。たまに家族に連れられて買物に行く以外は全く外出しないし、家族以外の人との交流もほとんどない。家族から生活上の注意を受けると、キレてしまう。主治医の先生が不在の時に受診したので、私が代診した。終始、下を向いていて視線を合わせることはないが、質問にはポツリポツリ答える。「初めてお会いしたのによく話せましたね」と言うと、「緊張してます」と答える。「それでいいんですよ。緊張してもコミュニケーションが取れていますよ」と話す。

 森田先生は視線恐怖の人からの手紙に次のように返事している。

眼つきの鋭くなるのが氣になる(偶然、風呂上りの男性客の性器に目が行ってしまってから、視線恐怖になった女性からの手紙に対する返事)
「顔が上げられなくなる」其のまゝでよろしい。強て勇氣を出して、顔を上げやうとせず、オドオドして恥かしがつて居ればよいのです。(白揚社:森田正馬全集第4巻 p.417)

 人と対面する時、話す時に緊張してドキドキする。そして、人が自分をどう見ているか、人の視線が気になる。それは、多かれ少なかれ、誰にでもあることだ。自分は気が小さくて情けない、もっと気を大きくしなくては、大胆にならなくては、などと考える必要はない。気が小さいまま、オドオドしながら、弱いままに、仕方なしに必要なことをやっていけばいいのである。

 

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コメント

気の小さいまま、おどおどしながら、弱いままに仕方なしに必要なことをやっていけばいい、
というのは救われます。気が楽になります。

無理に元気に明るくする必要はないんですよね、先生?暗い自分のままでいいんですよね?ご指導賜りたく申し上げます。よろしくお願い申し上げます。

森田療法命 様

 そうです。オドオドしながらでいいのです。弱くなり切っていれば神経質は最大の力が発揮できます。そのうちまた書こうと思っていますが、弱くなり切って大成功を収めた最たる好例が徳川家康であろうと考えています。

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