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2023年5月18日 (木)

神経質礼賛 2106.カバー絵

 『ソフト森田療法』の出版準備は1月半ほどストップしていたが、ゲラ再校が終了。編集者さんからは本の表紙カバーのデザイン案が送られてきた。4案のうち2案は茂った木々、緑の木の葉をデザインしたもの、もう一案はタンポポの花、最後が殻付き落花生の絵だった。最後のものがロゴデザインや配置が一番よいと思ったが、本の内容と殻付き落花生との関連がどうしても思い当たらない。タンポポは暖かさや力強く生きる様がピッタリであるけれども、渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』の文庫本カバーに使われているので避けたい。そこで、最後のもので、絵を差し替えられないかとお願いしている。差し替える絵のテーマは青もみじと楓花(ふうか)である。

 ちょうど6年前、京都国立博物館で海北友松(かいほうゆうしょう)の展覧会を見た後、智積院の長谷川等伯の絵を見に行った(1386話)。境内は新緑が見事だった。もみじの木が多くて、秋だったら美しい紅葉が楽しめるだろうに、ちょっと残念だなあ、とまず思った。しかし、青もみじをよく見るとかわいらしい赤やピンクのプロペラ型の楓花を付けているのに気付いた。これもまた素敵である。この羽部分の片方には種が入っている。夏になると茶色く変色して、風に乗って竹とんぼのように回転しながら飛翔していくのだそうだ。そして遠く離れたところで芽吹くのだ。自然の仕組みにはただただ感嘆するばかりである。森田療法の考え方も同様に広がって行ってあちこちに根を下ろしてほしいと思う。

 

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