神経質礼賛 2128.新幹線の車内チャイム音
いつも通勤で乗っている電車は、車窓の景色を見ていて、そろそろ降りる頃だなと思って席を立ち、ドアに向かう。行列に並んで降りるのは好まず、一番先に降りたいからだ。すると、しばらくして車内チャイムが鳴ってアナウンスが流れる。ところが、一昨日、いつものようにドアの所で聞こえて来た車内チャイム音は馴染みのないもので、おや、どうしたのかなと思った。帰りの電車も同じだった。後でニュースを見て、新幹線の車内チャイム音が20年ぶりに変更されたと知った。従来はJR東海ではTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」という曲が使われていたそうだ。2003年の新幹線品川駅開業に合わせての変更だった。一方JR西日本では「いい日旅立ち」だったというが乗る機会がめったになくて、たまに学会で山陽新幹線に乗った時に聞いただけである。それが、一昨日からUAの「会いにいこう」という曲になった。特に抵抗は感じないが、長年聞いていたチャイムが懐かしく思われる。
さて、その前はどんなチャイム音だったのだろうか。新幹線開業当時は在来線と同じ「鉄道唱歌」だったそうで、おぼろげに記憶がある。1972年に山陽新幹線岡山駅開業に合わせて黛敏郎作曲のチャイム音に代わったが、このチャイム音は「暗い、怖い」とさんざんな悪評だったそうだ。You Tubeで初めて聞いてみたが、これはありえないよな、何でこんな曲を使ったんだろう、というのが正直な感想である。その後は穏やかな旋律のチャイム音に切り替えられた。旅行だけでなく通勤・通学に利用する人たちにとっても気持ちが和らぐチャイム音であってほしいものだ。
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