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2023年7月27日 (木)

神経質礼賛 2129.胸アツ戦国武将

 今まで見たことがないテレビ朝日の「博士ちゃん」という番組を妻が録画してあって、昨日は夕食を食べながら見た。平均年齢12歳の子供博士14人が選ぶ胸アツ戦国武将ベスト20というテーマだった。小中学生とはいえ、普段から山のような歴史書を読んでいて、知識豊富なのには舌を巻く。私も歴史大好きだったから、子供の頃は学校の図書館で歴史書を借りて読むだけでは物足りず、家にあった平凡社の百科事典で人物を調べまくった覚えがある。今回選ばれた武将たちは次の通りだ。
① 立花宗茂  ② 大谷吉継  ③ 真田幸村  ④ 島津義弘  ⑤竹中半兵衛
⑥ 鳥居強右衛門 ⑦ 伊達政宗 ⑧ 成田長親  ⑨ 上杉謙信  ⑩ 細川忠興
⑪ 石田三成  ⑫ 清水宗治  ⑬ 直江兼続  ⑭ 加藤清正  ⑮ 山内一豊
⑯ 蒲生氏郷  ⑰ 井伊直虎  ⑱ 織田信長  ⑲ 武田信玄  ⑳ 小田氏治

 何と、豊臣秀吉も徳川家康も入っていない。①立花宗茂は関東地方ではあまり知られていないかと思う。秀吉からは「西国無双」と評された義の名将である。⑥は長篠城の城兵で徳川に援軍を求める伝令役を引き受け、武田側に捕らえられて磔死。⑧成田長親は忍(おし)城城代で映画「のぼうの城」で名が知られるようになった。⑫清水宗治は備中高松城主。秀吉の水攻めに苦しむが、城兵の命を助けてもらう代わりに、秀吉たちの見ている中、小舟の上で辞世の句を詠み切腹して最期を遂げている。⑯蒲生氏郷は武勇に優れ教養も高く信長や秀吉から信頼された人物だが若くして病死している。⑳小田氏治は知らない方が圧倒的に多いと思う。常陸の武将で戦国最弱との呼び声が高い。居城の小田城は何度も落城。しかし、家臣や領民たちが力を合わせて取り返すことを繰り返し、常陸の不死鳥との声もある。今回のランキングは一般の大人たちの選択と異なって面白かった。

 知識欲は「生の欲望」の重要な一つである。もはや本を読んでもなかなか頭に入って行かない一老人となってしまったが、それでも興味を持ったことは調べて知識を得ていこうと思う。

 

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コメント

子供達のように一芸に秀でることは総体的にいいのでしょうか。
一芸は確かに優れているが他のことはどうなるのでしょう。
子供の頃は総体的に勉強した方が大人になってからいいと思うけど
どうなんでしょう。
やはり一芸でも秀でる方がいいのでしょうか。
オリンピック競技でも子供の頃から鍛えないと間に合わないような気風。
その子の将来を考えたときに心配になる。
余分なことか。

小山昭治 様

 コメントいただきありがとうございます。

 スポーツ、音楽・美術、勉強、囲碁将棋など、英才教育
を受けて、その分野で大活躍する子もいれば、挫折して
別の道に転向する子もいます。ケガや病気でその道を
あきらめざるを得ないこともありましょう。
 ただ、何の道でもあるレベルにまで達した子は、自分
で訓練・努力をする習慣を体得していますから、他の分野
で相当なレベルに達する可能性はあると思いますし、
挫折した分野の関連が趣味となって人生を豊かにしてく
れることもあろうかと思います。
 親の強制ではなく、自分の好きでやることは大切だと
思います。

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