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2023年8月 6日 (日)

神経質礼賛 2132.折戸なす

 月に一度食べに行く蕎麦屋さんに、先月は折戸なすの蕎麦が出ていた。揚げなす単品でも頼める。蕎麦は最後の楽しみだから、単品の揚げ茄子を注文してみた。身が締まっていて味が濃厚でおいしい。

 折戸は静岡県旧清水市の羽衣伝説のある三保松原に隣接する地区である。そこでは在来品種の丸なすが栽培され、家康公が駿府城にいた頃は献上されていたという。「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」は縁起の良い初夢とされ、いずれも家康公の大好物でもあった。丸なすは京野菜の賀茂なす、奈良の大和丸なすが有名であるが、全国で作られていて、それぞれの地名が付いている。味噌田楽、焼物、煮物に適している。ところが折戸なすは収量が少ないこともあってか明治時代になって途絶えてしまう。それが、十年あまり前に、国の研究機関で保存されていた種から復活し、商品化に成功した。久能山東照宮にも献上されているという。家康公が食べたのと同じ味が楽しめるわけである。家康公はきっと大好きな味噌を付けて食べていたのではないかと想像する。なすには体を冷やす効果があるから、この時期、暑さでバテ気味の体にはちょうど良い。

 昨夜、蕎麦屋さんに行って揚げなすを頼んでみると、「折戸は切らしていて米(べい)なすになってしまいますが」とのことだった。米なすとはアメリカのブラックビューティーというなすを日本で品種改良したものだそうだ。折戸なすの再登場に期待しよう。

 

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