神経質礼賛 2152.予防注射の季節
今年は7月あたりからインフルエンザの発生があり、例年よりも大幅に早まっている。急な発熱の場合にコロナとインフルエンザの両方を検査するキットも用意されている。街を行く人も駅でもマスクをしているのは少数派になっているけれども、コロナだけではなくインフルエンザ対策も忘れてはならない。
今週からはインフルエンザワクチンの注射が始まる。職員・職員の家族・入院患者さんに1カ月ほどかけて打つことになる。前の勤務先ではすべて看護師さんが打ってくれていたから、予防ワクチンの「打ち手」をしたことは一度もなかった。今の勤務先は医師が行う習慣になっている。問題は外来患者さんの希望者にも予防接種を打つ必要があることだ。ご丁寧に待合室には医師に言えばワクチンを接種できる旨の掲示まである。1時間当たり10人以上の診察予約が入っていて、ただでさえ外来開始時間を30分フライングスタートしてもどんどん遅れていき、終わりの方は1時間以上の遅れが出てしまう。そこにもってきて診察中に予防注射も打つとその分さらに時間がかかる。特に御高齢の患者さんだと服の脱着に時間を要するので、遅れがさらに大きくなる。インフルエンザワクチンが終わるとすぐに今度はコロナワクチンの接種が1カ月ほど続く。入院患者さんの御家族との面談予約回数も以前より大幅に増えていて、いつも時間に追われて気が焦るけれど、どうにもならない。せめて事故を起こさないように気を付けていこう、と自分に言い聞かせる。こうして忙しく働けているうちが花なのだから。
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医師の待遇改善は、なかなかはかどりませんね。
自身の体も心配しつつ、患者さんもよろしくお願いします。
ご苦労様です。
投稿: 小山昭治 | 2023年10月 5日 (木) 13時12分
小山昭治 様
お気遣いいただきありがとうございます。
仰るように、「働き方改革」とは正反対のことが
次々と起きているのが現状です(苦笑)。
投稿: 四分休符 | 2023年10月 5日 (木) 22時20分