神経質礼賛 2163.プラスチックが溶ける?
しばらくぶりにポータブルハードディスクを使おうと思って出したところ、手がベトベトになって驚いた。衝撃吸収の目的だと思うが、黒く全面がラバーコーティングされている。ゴムが劣化したのだろうか。以前、防水の懐中電灯や双眼鏡でも同じような現象が起きて、捨てたことがある。他の物は大丈夫か、と身の回りのものを調べてみる。ラバーコーティングではないけれど、プラスチック製のMP3プレーヤもベトついている。
以前、ゴムが溶ける問題は書いたことがある(535話)。白いプラスチックが黄色に変色する問題もどこかで書いたことがあるけれども、プラスチックが溶けるとは。調べてみると、湿気の水分のために加水分解が起こり、可塑剤が表面に浮き出てきて、これがベトベトの原因だそうだ。このベトベトを除去するには重曹水に漬けるのが効果的らしいが、電気物だとそれはまずい。エタノール(エチルアルコール)を染み込ませた布で拭き取るのがいいらしい。エタノールを含んだフェイシャルペーパーを使うのが簡便だとのことで、実際にやってみる。MP3プレーヤのベトベトは結構除去できた。しかし、ポータブルハードディスクの方は拭いても拭いてもまた出てくるようで収拾がつかない感じだ。これは手強い。ハードディスクは使用時にかなり熱を持つから劣化が進むのも早かったのだろうか。そこにもってきて、私が過ごす三畳の書庫は締め切っている時間が長く、物もあふれていて換気が悪いからこういうことになってしまうのだろう。ベトベトが出現してから慌てるのではなく、予防対策をしなくては、と反省する。
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