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2023年12月 4日 (月)

神経質礼賛 2172.第40回森田療法学会

 12月2日・3日と慈恵医大で第40回森田療法学会が開催された。しばらくぶりの現地開催である。あいにく2日(土)は当直を頼まれてしまっていて、3日の朝に交代の先生が出勤されてから出かける。家には寄らず、当直カバンを持ってそのまま東京へ。6年前に慈恵医大で開催された時にも参加していたので、油断していた。プログラムの案内図を頼りに新橋駅から歩いて行ったら場所がわからず迷子になる。いよいよ認知症の見当識障害かと焦る。スマホのマップを見ながら歩いていくが、行きつかない。結果的には慈恵医大を遠巻きに大きく一周していたのだ。以前は案内のスタッフが道路に出ていて、難なく入れた。今回は入口に看板が出ていただけで入口を見つけるのに手間取った。新橋駅から10分位のところ30分以上徘徊してしまったのだ。

 今回の会長は認知症が専門の繁田雅弘慈恵医大精神科教授ということもあって「揺らぐ超高齢社会 森田療法の新たな段階へ」というテーマだった。午後の記念講演とシンポジウム2「高齢者への心理社会的支援のヒント」を聴講する。最初のシンポジストの橋本和幸先生の講演が強く印象に残った。ライフサイクルに応じた適度なライフスタイル(行動パターン)の修正をしていくことの重要性を説いておられる。さらには御自身を症例として、ライフスタイルの修正を図らなかった結果、大病を患って不安・抑うつに苛まれ、ライフスタイルをどのように修正しようとしているかを述べておられた。何でも引き受けずに断る、好きな所へ行き好きな人と会うことも大切だという。私も前の晩、病棟を回った時に、看護師さんから「もうそんなに働かなくてもいいんじゃない」と冗談交じりに忠告されている。長年、のんびり泊りで旅行へ行った記憶もなく、働き過ぎだなあという自覚はある。ライフスタイルの変更が必要なのはまず私自身だと思った。

 Web開催と違って、現地開催だと、いろいろな人に会える楽しみがある。浜松医大時代に一緒に仕事をしてきた心理師のMさんに声を掛けられる。病院の仕事を辞め、今はメンタルヘルス岡本記念財団にいるということで名刺をいただいた。さらに三島森田病院のケースワーカーSさん、さらにはM院長とも話ができた。

 

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