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2024年2月11日 (日)

神経質礼賛 2195.小澤征爾さん逝去

 世界的な名指揮者の小澤征爾さん逝去というとても残念なニュースが入ってきた。近頃TVで見る小澤さんは大型車椅子上の人になっていたけれども音楽への情熱は失われていなかわった。斎藤秀雄から学び、若くして国際指揮者コンクールで1位となりカラヤンに認められた。しかし、日本ではNHK交響楽団が小澤さんの指揮をボイコットした。そういえば、小澤さんがN響を振っている番組は見た記憶がない。トロント交響楽団やボストン交響楽団の音楽監督を務め、世界のオザワとして活躍してこられた。素晴らしい名演奏の数々はCDなどで聴き継がれていくことになるだろうけれど、私が小澤さんの指揮した音楽の中で一番だと思うのは、サイトウ・キネン・オーケストラで演奏されたモーツァルト作曲ディヴェルティメントニ長調K.136である。小澤さんの師匠の斎藤秀雄から教えを受けた演奏家たちが集まっての密度の高い演奏をした中でも特にずば抜けている。それもそのはず、斎藤秀雄が亡くなる直前にもう動きにくい手を使って命がけで学生たちを指揮した曲がこの曲だったという。世界中でソリストとして活躍している弦楽器奏者たちが競いあってそれでいてピッシリと一つにまとまった演奏の迫力は特筆すべきである。斎藤秀雄は高い集中力を弟子たちに求めていた。それが小澤さんにも受け継がれ、さらには次の世代に続いていくのだろう。

 余談になるが、斎藤秀雄は元々チェロ奏者だった。チェーンスモーカーで、ニコチンが切れると機嫌が悪くなり当たり散らしたというし、普段のレッスン中もタバコを吸いながらチェロを弾いていたという。小澤さんも斎藤秀雄から指揮棒で叩かれたりスコアを投げつけられたりということがあったらしい。チェロを修理に出したら、タバコの灰がチェロの中に溜まっていたというから、相当体にも悪かっただろうと思う。一流の指揮者で教育者だった斎藤秀雄だが、実は大変なあがり症だったという話もある。あがり症であっても、人前で一流の仕事はできるものである。

 

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コメント

 四分休符先生

 小澤征爾。つい先日亡くなった江戸京子さんを想いました。私はそういう年代です。

 私は指揮者単独ではよく解らないのです。例えて言えば、ムラビンスキーとレニングラードフィル、フルベンorカラヤンとベルリンフィル、レニーとニューヨークフィル、トスカニーニとNBC...セットですと、私のこの一番!は有るのですが...クライバーがいい、と言ってもピンとこない。なんとなくウィーンフィルと相性がいいのかな、とか。

 ドキュメント・サイトウキネンが放映された時。チャイコフスキーコンクール優勝したばかりの諏訪内晶子さんもメンバーです、と紹介がありました。曲は、四分休符先生言われるようにディベルティメントです。 が、私は続くブラームスNo.1とアンコールの同じくブラームス・ハンガリー舞曲1番。サイコーでした。 後年、私はピアノ連弾で弾いたものです。

 9月1日。サイトウキネンの練習の日。いつものように指揮を構えた時、♫ハッピー バースデーの音楽が...一瞬、違うじゃないかともなんとも言えぬ複雑な表情を見せてから小澤氏は照れたように嬉しそうな表情を見せていました。 ジョークが解る、愛された人なのだな、とその人間性を私は感じたものです。

 サイトウキネンはその名をオザワに変え、斉藤秀夫氏の名は消えました。

 斉藤門下生はその裾野を拡げて世界に散らばり、そのお一人である小澤征爾は世界的活躍をして亡くなった。戦中、大陸での母親、さくらさんと兄弟達のエピソード。心豊かでお坊ちゃんであった様子が伺えます。

 私事ですが、昨夏通院した整体院には小澤氏の色紙が置かれていました。横にはミニチュアオーケストラの置物。通院する度に小澤氏もお世話になった整体院かぁ、と待合室で眺めていた私です。

 師・斉藤門下生、愛し、愛された小澤氏。いろいろな事に思いを馳せます。

 追.いつも神経症とは関係の無いコメントで申し訳ありません...
 ハイ、私、変わらず神経症と共に忙殺の日々をやっております。

yukimiya 様

 コメントいただきありがとうございます。

 江戸京子さんの訃報も最近でしたね。結婚生活は
短くても、良い関係は長く続いたようです。結果的に
は小澤さんがが後を追うように逝ってしまいました。

 サイトウ・キネンのブラームス第1番も実に素晴らし
い演奏でした。まさに一期一会かと。

 小澤さんと同じ手で施術を受けられているのですね。
「忙殺の日々」=「ものそのものになる」の生活です。

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