神経質礼賛 2210.偽五百円硬貨?
近所の惣菜屋では店員さんがレジ打ちをして合計が表示されたら自動精算機にお金を入れるという流れになっている。先日も支払いをして釣銭を見てビックリ。見慣れない硬貨が入っていた。以前、日本の五百円硬貨とほぼ同じ大きさのK国の500ウォン硬貨を変造した物が自販機で使われた事件を思い出し、もしかすると偽五百円硬貨ではないかと思い、老眼ではわかりにくいので目の前の若い店員さんに見てもらった。店員さんは表裏をひっくり返しながら「見たことがないですけど・・・あれ、滋賀県って書いてありますよ」と。ますますわけがわからない。ともかく「日本国 五百円」の文字が入っているというし、新型コロナ対策に導入された新しい自動精算機から出てきているので信用することにした。
家に帰ってよく見てみる。最初に見てビックリしたアルファベットが一周ぐるりと刻まれた面には「JAPAN 47 PREFECTURES COIN PROGRAM 500YEN 平成23年」とある。内側をよく見ると和同開珎のようなデザインで「地方自治」の4文字が刻まれていた。そして裏返すと大きなナマズと2匹の魚が刻まれ、この面に「日本国 五百円 滋賀県」の文字が入っていた。ということはこの面がオモテということになるのだろう。ネットで調べると地方自治法60周年記念硬貨だとわかった。当時としては先進的なバイカラー・クラッド貨幣(最新の五百円硬貨と同じ構造)で、県別にいろいろなデザインの記念硬貨が発行されたようである。滋賀県はビワコオオナマズの絵柄となっている。それにしてもお騒がせである。マイナーな記念硬貨を市中で使うとこういうことになる。私は誤解を招かないように、記念硬貨を使う時は税金支払いの際などに銀行か信用金庫に持ち込むようにしている。
最近のコメント