神経質礼賛 2229.スカルムーシュ
今年も「アマチュア・アンサンブルの日」に出演できるという連絡が昨日あった。11月の本番に向けてまた練習していくことになる。先日、友人宅で練習した際に、「ミヨーのスカルムーシュは知っているかい」と聞かれた。私は聞いたことがなかった。2台ピアノの曲でクラリネットやアルトサックスなどでも演奏されるという。スカラムーシュとはパリの子供向けの劇場の名前で、モリエールの喜劇「飛び医者」を子供向けに改作してそこで上演された際、ミヨー(1892-1974)作曲のこの付随音楽が使われたそうである。3つの楽章から成り、ブラジル音楽の影響を受けた曲だという。上野耕平さんのアルトサックスによる第1楽章の演奏(約3分)がネット動画にあったので聞いてみる。2台ピアノの全曲演奏(約10分)もあって聞いてみる。親しみやすいメロディーがある一方で古いクラシック音楽では馴染みがないような和音や激しい動きがあって面白い。ハイフェッツによるヴァイオリン用編曲もあるらしいが、通販で探してもなく、アルトサックス版の楽譜を購入した。問題は、アルトサックスは移調楽器であり、楽譜上のドは実音1オクターブ下のミ♭になる。長6度下げるこの読み替えは厳しい。ヴァイオリン用に読み替えた楽譜をパソコン入力してプリントアウトしてみたが、神経質のくせに間違いが結構あってどうもいけない。演奏の音を聞きながら何度かチェックして訂正していくことにする。実際にピアノに合わせて弾けるようになるまでにはかなりの時間がかかりそうである。
<お知らせ>
メンタルヘルス岡本記念財団
第70回心の健康ビデオセミナー ソフト森田療法~森田療法とその応用~
令和6年9月6日(金)13:30~9月13日(金)12:00
YouTube動画が一週間限定公開される予定となりました。メンタルヘルス岡本記念財団のホームページから入ります。今のところ予告記事が掲載され、動画は「準備中」になっていますが、おそらく開始一週前位には予告動画が出ると思います。御興味のある方は御覧ください。
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コメント
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ここのところ、ヴィヴァルディの「冬」がうんと好きになりました。
私はどう頑張っても落ち込みやすい性質ですが、この曲を聴いて、吹っ切れた事がありました!音楽はすばらしいな。理屈じゃこうはいかないんじゃないかな。
CDが欲しいのですが、おすすめのバイオリニストはいないかお訊きしたいと思いました。
投稿: ママっ子 | 2024年6月 7日 (金) 18時01分
ママっ子 様
「冬」第一楽章は冷たい風が吹き荒れ、
寒くて歯がガチガチ鳴るような情景ですが
第二楽章は暖かい暖炉の前でほっこりす
るような感じで実にいいですね。第三楽章
ではまだ厳しい冬の中で転んだりもします
が終わりの方では春の訪れを予感させま
す。「あるがまま」の言葉が浮かびます。
バロック曲の場合、ヴァイオリニストという
より合奏団の個性が大きいと思います。
私が最初に買った「四季」のレコードは日本
で爆発的なヒットとなったイタリアのイ・ムジチ
合奏団の演奏で初代コンサートマスターの
フェリックス・アーヨの演奏でした。その後、
ロベルト・ミケルッチ、(パガニーニ弾きで
有名な)サルバトーレ・アッカルド、(女性の)
ピーナ・カルミレッリと替わっていきます。
フランスのパイヤール室内管弦楽団の演奏
も好きです。イギリスのアカデミー室内管弦
楽団だとちょっと個性が強いかなという感じ
です。最近は古楽器を使い、当時の奏法で
演奏する楽団もあります。
いろいろな「四季」を楽しんでみてはいかが
でしょうか。
投稿: 四分休符 | 2024年6月 8日 (土) 19時32分
お返事をありがとございます。
YouTubeをみるといろんな合奏団の演奏がありました。私が最近聴いてものとイ・ムジチ合奏団では印象が違いました。篠崎史紀さんのMAROカンパニーの演奏もとても好きです。「調和の霊感」も好きなので、ヴィヴァルディとは合うのかもしれません!
地元のオーケストラのストリングスの人たちが年に2回セレナーデを催すのですが、「四季・冬」のリクエストをしてみようと思います。でも、超人気の演目でしょうから、私が通うようになる前に演奏済みの可能性が大ですね。
投稿: ママっ子 | 2024年6月 9日 (日) 21時26分