神経質礼賛 2240.グミ
スーパーの菓子売場を通ると色鮮やかなパッケージのグミが並んでいるのが目に映る。価格はどれも百円少々のお手頃価格。グミが占めている場所がだんだん広くなってきたなあとは思っていたが、現在はガムを凌ぐ売れ筋商品になっているのだそうだ。私が子供の頃はなかった菓子で元々はドイツ発祥。グミの名はゴムから来ているらしい。果汁などをゼラチンで固めたものである。日本製は1980年頃から出回るようになり、明治製菓の果汁グミが大ヒットして売り上げを伸ばしてきたという。私も昨年あたりから何となく気になって時々買うようになった。いろいろな果汁の味が楽しめてガムと違ってゴミが出ないし、パッケージのジップを締めて残りを保存できる手軽さがある。硬さは柔らかいものから歯ごたえのある硬いものまでいろいろで、形も粒状や帯状や立方体など様々で面白い。
しかし、問題もありそうだ。ついダラダラ食べ続けてしまうと、長時間にわたり歯が糖分と酸に晒されてよろしくないだろう。それに一粒二粒つまむ程度では大したことはないが、全部食べたらそれなりにカロリーもある。また、硬めのグミだと、小さい子供が喉に詰まらせる心配もある。半年ほど前、いわゆる大麻グミによる違法薬物の健康被害が取り沙汰されたことがあったが、これなどは論外である。飲みにくい漢方薬とか敬遠されがちな薬をいろいろな味のグミ状にしてお菓子感覚で服用しやすくする工夫があってもよさそうなものである。
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