神経質礼賛 2241.隠れ熱中症に御用心
今時の梅雨はシトシト長雨が続くタイプではなく、時々強烈な豪雨が襲ってくるタイプになっている。温暖化のために日本も亜熱帯化しているのだろうか。今日からしばらく梅雨の中休みになりそうだ。外は猛烈な暑さである。
当地は先日、6月だというのに35度超えの日が4日ほど続き全国一位の暑さを記録した日もあった。休日に歩いて近場の買物に出かけた。アスファルトの照り返しがやけにきつく感じられた。今年初めて日傘を使った。それほどの距離は歩いていないし重い荷物を手にしているわけでもないのだが、足が重くて前に進みにくいし、何となく息苦しい。頭もフラフラする。変だなあ、汗はかいていないし喉も渇いていないのに。家に帰ってすぐにマスクを外すが、バテバテ状態で座り込む。何か変だぞと思って血圧を測ってみると、収縮期血圧が普段130位のところが80台に低下していた。これはいけない。早速、水を飲む。30分ほど横になって休んでいると回復してきた。何のことはない、隠れ熱中症だったのだ。高齢者は暑さを感じにくく、喉の渇きも感じにくいから、脱水になりやすい。暑いと不感蒸泄で失う水分も多くなる。そこで、意識的に水をこまめに飲んで熱中症を予防しましょう、と患者さんたちには話しておきながら自分がそうなったのでは情けない。そう言えば自分も高齢者だったのだ。「神経質が足りない」である。皆さまも隠れ熱中症には御用心下さい。
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