神経質礼賛 2260.急変
今週に入ってから台風10号の影響により当地では激しい大雨が断続的に発生し、東海道新幹線・東海道本線とも県内で運休や運転中止が繰り返し起きてとても困っている。そんな中、義父(妻の父親)が一昨日、入院先の病院で急変して亡くなった。2週間ほど前に食事が摂れなくなって持病の喘息で通院していた市立病院に入院。当初は誤嚥性肺炎で肺に水が溜まっていると言われて抗生剤治療を受けたが改善せず、アレルギー性の肺炎と判明し、ステロイド点滴が始まったら劇的に改善した。亡くなる前日に妻と子供が見舞いに行くと元気な様子で「日経新聞を買ってきてくれ」などと言っていたらしい。ところが、その翌日の午前中に急に心停止をきたして亡くなったのだった。念のため昨年に母が亡くなった時の葬祭会館にあらかじめ急変時の対応をお願いしておいてあったので、スムーズに事が運んだようだった。連絡を受けて、仕事を少し早引きして5時からの枕経に間に合うように帰ろうとしたが、新幹線・在来線とも大雨でストップ。駅改札口の外で1時間ほど待ってやっと運転再開のアナウンスがあり、到着した新幹線に乗ったが、徐行運転しているうちにトンネル内でストップ。再び大雨のため運転再開の見通しが立たないとの車内アナウンスに焦る。ドア際のデッキに立っていたが、長時間に及んだらどうしよう、と心配になる。パニック症ならずとも、実に気持ちが悪い。ひたすら待つしかない。幸い1時間余りでまたノロノロと動き出した。静岡駅を出るとまだ大雨が降っている。葬祭会館に着いたのは6時半近くのことで、一通り終わって出てきた妻と会った。御遺体に向かって手を合わせる。
今日が通夜で明日が葬儀というスケジュールだ。義父がよく聴いていたCDを御供に入れておこうということになった。ベートーヴェン、マーラー、ブラームスどれにしようか。普通の人があまり聴かないベートーヴェンの第4番が好きだと私に語っておられたから、ベートーヴェンの交響曲全集を入れることにした。
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