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2024年10月 1日 (火)

神経質礼賛 2271.ガンツ・クライネ・ナハトムジーク ハ長調 K.648

 つい10日ほど前、モーツァルトの新しい楽譜がライプツィヒ市立図書館で発見されたというニュースがあった。その名もガンツ・クライネ・ナハトムジーク、非常に小さな夜の音楽ということである。一昨日のNHK―FMのクラシック番組でもその話題が出て、リスナーからリクエストがあったけれども、まだ放送できる音源がないので、ネット動画を見て下さい、とのことだった。もう動画が出ているのかと驚いた。この曲はヴァイオリン2・チェロ1の三重奏で短い6楽章から成る。
1. 行進曲
2. アレグロ
3. メヌエット~トリオ
4. ポロネーズ
5. アダージョ
6. メヌエット~トリオ
という構成である。K.648 という作品番号も付けられている。

 2種類の動画を見ることができた。一つは野外音楽堂のような所での演奏。もう一つはホールでの演奏でフォルテピアノを加えていた。どちらも演奏者たちは楽しそうに伸び伸びと弾いていた。モーツァルトの魔法にかかったようだ。夜に恋人の家の前で弾いて窓を開けてもらおうという曲にふさわしい。第5楽章のアダージョではヴァイオリンはミュート(弱音器)を付けての演奏で、モーツァルトの曲では珍しい。楽譜の発売が待ち遠しい。ヴァイオリン・ピアノ版の編曲もできそうであり、楽しみだ。

 

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コメント

先生はエリック・サティはお好きではないですか。
つい最近その名前を知ってユーチューブで聴いてみたら、よかったです。さびしい(悪い意味でなく)気分に傾くような曲もありましたけど、あたたかな部屋で熱いコーヒーを飲みながら、なんてことなら、気持ちがしずかになってリラックスできそうな気がしました。
音楽療法の良いitemになってくれそうです。音楽は理屈が効かない心の奥までスーッと沁みてきて、完璧をのぞまなければ十分に癒されます。

ママっ子 様

 私もサティは大好きです。「3つのジムノペディ」
「3つのグノシェンヌ」はとてもいいですし、「ピカデ
リー」は楽しい気分にしてくれます。ピアノの初心
者が習うソナチネのパロディ「官僚的なソナチネ」
は頭に染み込んで離れなくなります。同じ楽譜を
840回繰り返す「ヴェクセイション」などという曲も
あります。
 病院で数曲弾く時には最後に「ジュ・トゥ・ヴ
(あなたが欲しい)」を弾いています。

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