神経質礼賛 2272.10月になって
10月になってさすがに朝は涼しくなってきた。それでも日中は30℃超えが続いていて、とても秋とは思えない。今月から郵便料金が値上げ、当地のバス運賃も値上げ、数々の食品の値上げが発表され、値上げの秋だけは着実に来ているようだ。
身近なところで今月から変わったものとして、勤務先病院の給食業者がある。これまで担当していた地場の業者が撤退して、全国規模の業者になった。病院側との値上げ交渉が決裂したというような話も耳にする。先月末には旧業者から引継ぎをしていた。今までならば私が病院に着く朝7時頃には配膳車が病棟に入っていったのが、まだ慣れないためか15分~20分位遅くなっている。朝食時は病棟スタッフが大忙しになるので、スタッフは病棟入口でドアを開けてまだかまだかと待ちわびているし、入院患者さんたちも食事が「お預け」になってしまっている。昨日の職員食は「ちゃんぽんめん」だった。うどんやラーメンの時は、1食分ずつ袋に入ったゆで麺を取り出し湯通しして自分で丼に入れるようになっているが、麺がカチコチに固まった冷凍のままで供されていて唖然とした。それも5人分ずつまとめてビニール袋に入ったままである。取り出して電子レンジにかけても解凍に2~3分はかかるだろうし、湯通しした程度では解凍できない。限られた時間で食べなければならない職員たちにとっては困ったことである。新しい業者のメンバーたちも慣れてくればミスも減りスムーズに動けるようになるのだろうが、給食は病院では患者さんと関係が最も深い部分だ。四方八方に気を配りながら短時間できびきびと作業しておいしい食事を出して欲しいものである。
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