神経質礼賛 2281.弦が切れる
先週、家でヴァイオリンを弾き始めたら、いきなりG線(一番太い低音の弦)が切れた。今年の春にはD線(二番目に太い弦)が切れて交換している。E線(一番細い高音の弦)は金メッキ線を使っていて3か月位でメッキが剥げてくるので切れなくても半年位で新品に交換している。演奏の日まで残り少なくなってきていた。当日演奏中に切れたら完全にアウトである。その場で演奏終了して退場ということになってしまう。最近交換していないA線がもし切れたら、と心配になるので、安全を期してA線もついでに新品に交換しておいた。G・D・A線はドミナントという名称のオーストリア製のナイロン弦である。プロでも使っている人がいて、丈夫で切れることは少ないはずだけれど、ここ2~3年、以前よりも楽器を弾く時間が長くなったためか、弦に負担がかかる曲を弾くようになったためか、はたまた高音多湿のためか、時々切れて交換している。予備弦も常に買い足して2セット以上在庫を用意している。
弦を交換すればもう安心というわけにはいかない。弦を交換してしばらくは緩んで音程が下がりやすいので、神経質に調弦を繰り返すことになる。演奏中に突然にペグ(糸巻き)が滑って一気に緩むトラブルも怖い。安定して馴染んでくるまでには時間がかかる。演奏そのもの以外のハラハラドキドキもあるのだ。緊張しながら少しでもいい演奏ができたらと思っている。
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