神経質礼賛 2288.HPKIカード
電子処方箋発行資格(HPKI)とやらを取得しなくてはならなくなった。すでに令和5年1月から電子処方箋が運用されているとは知らなかった。保険証のマイナンバーカード化強要が話題になっているが、医師・歯科医師・薬剤師には電子処方箋を扱うためのHPKIカード強要が始まっている。勤務先の若い先生は他のクリニックでも働いていて「もう取りましたけど、まだ使っていません」とのこと。私はデジタル化強要には反発を感じているので、行動がすべて遅くなる(2036話)。慌てて先月(令和6年10月)に厚労省医薬局が発表した「マイナポータル上でのマイナンバーカードを活用した電子署名の申請」という27ページにわたる文書をプリントアウトして読む。スマホからの手続き方法が書かれているが、パソコンからの手続きについては書かれていない。とりあえず、マイナポータルのソフトをダウンロードしてインストールしようとしたがうまくいかない。どうやらGoogle Chromeからでないとできないらしいとわかった。やっとマイナポータルをダウンロード・インストールするが、HPKI取得のページにはなかなかたどり着けない。同じところをグルグル回ってしまう。いかがわしいサイトではないかと思ってしまう。ようやく申請登録画面にたどり着くが、医師免許証の画像データのサイズがわずかに大きくてエラーになってしまった。画像容量を小さくするフリーソフトを使って画像容量を小さくして入力。やっと通った。後は認証局(医師会)からの連絡を待つばかりである。世界的な半導体不足のため実際にカードを手にすることができるのは来年の春か夏くらいだという。国が進めるデジタル化は万事この調子である。準備や周知が不十分なまま強行するから問題が多発する。一応、カードがなくても、スマホを紐づけする処理をすれば、それを使って仕事ができるらしい。実に面倒で腹立たしいがどうしようもない。デジタル庁は伏魔殿だと思いながらも仕事ができなくなっては困る。「境遇に柔順なれ」しかなさそうである。
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