神経質礼賛 2302.カレーメシ
勤務先の年末年始休暇は年末の3日間+年始の3日間と決まっている。6日も休んでしまうと入院したばかりの患者さんはどうなったか、高齢で嚥下状態の悪い患者さんが誤嚥性肺炎をきたしていないか、など気になることばかりである。だから、休みの真ん中あたりで半日サービス出勤をしてしまうのが常である。入院したばかりで拒薬していた患者さんは何とか落ち着いてきたし、年末の最終勤務日に発熱していた患者さんは熱が下がっていて、ほっとする。帰る前に、非常用の保存食を食べていくことにした。豪雨や台風などで新幹線も在来線も運休になって足止めされてしまうと、病院の自室のソファに寝て一晩を過ごすことになる。そんな場合に備えて日清カップメシシリーズのカレーメシビーフを買っておいたのだった。
カレーメシを食べるのは今回が初めてだ。上のラベルを開けると白い米粒と具とルーの塊が見える。熱湯を注いで5分間待ってから、指示の通り、30秒以上スプーンでかき混ぜて出来上がりだ。米粒はフリーズドライなのだろうか。普通の米に比較するとスカスカした感じではあるけれど、とろりとしたルーに混ざった状態では違和感なく食べられる。味もなかなかいい。これがカレーうどんだったりすると、食べていて汁が飛ばないか気になる(白衣に飛んだら目立って厄介)けれども、カレーメシではその心配はない。カロリーは465kcalで空腹で食べて腹6~7分目といったところだ。食塩相当量は2.9gとカップ麺に比べて少ないのも良い。便利なものができたものだ、と感心する。もっとも、今の病院勤務は今年の3月で終わりになるので、遠距離通勤はなくなり、カレーメシを食べるのは今回が最初で最後になるだろう。
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