神経質礼賛 2315.気になるパソコン打ちの音
電車の中や駅の待合室でパソコンを使う人が増えた。パソコンが小型軽量になり、バッテリーも長時間もつようになったこともあるだろう。すきま時間の有効利用はいいことであるが、近くの席にそうした人がいると、カシャカシャとキーを叩く音が気になることがある。特に、文の終わりでENTERキーを押すような時だろうか、力を込めて叩く音がひときわ大きく感じて気になってしまう。そんなに力を入れなくてもいいのに、などと考えるとますます深みにはまってしまう。まさに森田理論の「精神交互作用」である。注意の集中→感覚の鋭化→意識の狭窄→注意の集中→・・・という循環が起きてとらわれてしまうである。気にしないようにしよう、などと思えば思うほど、ますます気になる。音自体は小さくても気にしていると、その音を選んで拾って聞いてしまうのだ。
一番効果があるのはやはり、イヤホンで自分の好きな音楽でも聴くようにすれば音そのものが聞こえなくなって回避できる。もし、イヤホンを持っていないような時には、仕方なく聞こえるままに、スマホでメール打ちしたり調べ物をしたりしているうちに時間がたてばあまり気にならなくなっているものだ。
かつては電車の中で近くにいる人のウォークマンのイヤホンから漏れ出るシャカシャカ音が気になったものだが、最近のイヤホンは密閉型が多くなったためか、周囲に不快な音をまき散らす人は見当たらなくなっている。もっとも、小さな音でも不快感を周囲に与えてしまうことはあるから、迷惑を及ぼさないように気を配りたいものだ。
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音は気になります。わたくしの高感度はNASA級です。とくに「静寂であるべき」ハズの図書館で筆記具を机に落とすように叩き置く人間に怒りを感じました。
投稿: たらふく | 2025年2月18日 (火) 09時58分
たらふく 様
音そのものの大きさは大したことはないので
しょうが、気配りできる人だったら出さないだろ
うに、と思うと腹が立ってしまいますね。
学生の頃、試験中に隣の受験者が何かの癖
で意味もなく音をたてたり、貧乏ゆすりをしてい
たりするとひどく気になったものです。
投稿: 四分休符 | 2025年2月19日 (水) 12時24分