神経質礼賛 2313.しもやけ(凍瘡)
昨年の暮あたりから、手にしもやけができ始めた。痒いしちょっとどこかにぶつけると強い痛みを感じる。最初に出たのが右手小指の外側だ。冷たい机の上で書類を書く時に当たる部位である。それが徐々に薬指→中指→人差し指にと広がってしまった。精神科病院では鍵の開け閉めが多くて鍵を回すたびに指に当たって痛い。
しもやけ(凍瘡)は急激な温度変化により身体末端の血流異常をきたすことで起きると言われている。真冬よりも寒暖の差が大きい晩秋から初冬・春先にできやすい。童謡「たきび」の2番の歌詞に「さざんかさざんか咲いた道 たきびだたきびだ 落ち葉たき あたろうかあたろうよ しもやけおててがもうかゆい」とあったのを思い出す。さざんかの開花は椿よりも早い10月~2月頃である。しもやけの症状は大きく二つに分かれ、指全体が赤く腫れる「樽柿型」と赤いブツブツや小水疱が多数できる「多型滲出性紅斑型」がある。前者は子供に多く、後者は成人に多いとされる。治療としては血管拡張作用のあるビタミンE配合の軟膏を塗布し、発赤がひどい時にはステロイド軟膏を使用することもある。
今回はなかなか重症で、軟膏は塗っているが、治りが悪い。勤務先で感染症対策のために頻回にアルコールで消毒しなくてはならないのと、病棟との間を歩く間、冷たい強風にさらされるのもよくないような気がする。そもそも朝出勤するとすぐに冷たい机の上で書類を書いていたのが原因と思われるから、一種の職業病みたいなものである。春の到来を待とう。
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