神経質礼賛 2337.シルバーデー
歳を取ることでちょっぴりトクをすることもある。美術館・映画館のシルバー割引がある。地元の県立や市立美術館の入館料割引は70歳以上となっていてまだ恩恵にはあずかっていないが、国立西洋美術館だと65歳以上は常設展無料だ。理髪店ではシルバー料金を設定しているところがある。髪の量が減って、掛かる手間が減るからだろうか。もっとも、サザエさんの磯野波平さんほどになったら散髪に行く頻度は減りそうな気がする。ファミリーレストランでも割引をしている店がある。よくあるのがスーパーなどのシルバーデーである。行きつけのスーパーではアクティブポイントデーと称する日があって、65歳以上の人はポイントが10倍付く。別のホームセンターでもアクティブシニアデーといってポイントが5倍、ドラックストアではシニアパスポートというカードを出すとポイントが3倍になる。どっちみち買う必要があるものならば、なるべくそうした日にまとめ買いしたいところだ。レジに並んでいると、ビール・酒類をまとめ買いしている人が目立つ。物価高の昨今、そういう高齢者が増えているようだ。面白いことにシルバーデーはどこも月の半ば過ぎ、15日~20日あたりに設定されている。これは偶数月の15日が年金支給日ということに関連しているのだろうか。
ポイントが増えるからと言って財布の紐が緩み過ぎないように気を付ける必要がある。また、15日過ぎは振り込め詐欺が増えるとされていて、警察が警戒を呼び掛けている。こちらは有難くないシルバーデーである。自分は絶対に騙されない、と思っていても手口は巧妙化する一方である。自分ももしかすると騙されるかも知れないと思って用心するにこしたことはない。
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