神経質礼賛 2333.もう一つの初日
一昨日はもう一つのクリニックの初出勤日。当地だけは4月に入ってから毎日どこかで雨が降るあいにくの空模様が続いている。前夜からの雨が残って肌寒い。家から10分ほど歩いたところにあるバス停から1時間に2本通るバスに乗る。駿府城公園外堀の桜はほぼ満開。さらに静岡浅間神社や城北公園の横を通っていく。どちらもやはり花満開である。バスを降りてクリニックまでは徒歩1分。玄関は鍵が閉まっていて開くまで20分ほど待つ。
今まで休診日だった曜日なので、患者さんの数はまだ少なかった。前話の産婦人科クリニックとは異なり普通の白衣での診察だから違和感はない。紙カルテを書くのは7年ぶりである。ただし処方はレセコン(レセプト用のコンピューター)に入力して処方箋をプリントする。レセコンの使い方は教えてもらったが、どうも馴染めなくて、たびたびSOSを出して事務員さんに助けてもらう。昼休みはそのまま診察室内で過ごす。あらかじめコンビニで買っておいた昼食を食べる。
この日、初診の人が一人いた。職場で上司のパラハラを受けて急にパニック症になったという人である。すでにオンラインクリニックで漢方薬と睡眠薬が処方されていた。それらの薬は合っている様子なので、新たな薬は出さずに睡眠薬だけ量を調整して漢方薬と一緒に処方し、職場に提出する診断書を作成した。精神科領域のオンラインクリニックは増加してきており、求人情報もよく見かける。街の精神科クリニックよりさらに利便性が高くなっている反面、対面診察ではないから的確な診断・治療という面では少々懸念が残るように思う。ともかく、オンラインクリニックへの流れがこれからも進んで行くだろう。
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