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2025年8月28日 (木)

神経質礼賛 2379.ベルナール・ビュフェ美術館

 今週、産婦人科クリニックは夏休み。どこへ行っても暑いし遠出は大変なので、県内でどこかいい所はないだろうかと考えた。子供たちが幼稚園から小学生の頃に何度か連れて行った長泉町のベルナール・ビュフェ美術館を思い出した。単なる美術館ではなく、子供たちが楽しく遊べる「こども美術館」があって良かった。のちにその近くにヴァンジ彫刻庭園美術館ができ、日本にいるとは思えないような空間を楽しむことができた。クレマチスが植えられた広い庭園やお洒落な喫茶店もでき、全体でクレマチスの丘という名前で親しまれていた。ところが、コロナの影響や施設を所有していたスルガ銀行の不正問題などにより、ヴァンジ彫刻庭園美術館などは閉鎖(現在は静岡県に無償譲渡され、令和8年度以降再開の話あり)。ビュフェ美術館はまだやっているようだが、三島駅からの送迎バスは廃止されてしまっていた。路線バスは1日3~4本で不便である。さて、どうなっているだろうか。

 20年以上前の記憶を辿りながら美術館を目指したが国道1号線から出る所を間違えて旧道に入ってしまい引き返して国道246号線に入る。城山交差点を右折、さらに2回右折して270度旋回して国道の上を跨ぐ道路に入る。ここははっきり覚えていた。静岡がんセンターの横を通り美術館へと向かう。以前はもっと案内板があったはずが、施設縮小のためか見当たらない。ようやく小さな案内板を見つけて美術館着。ほぼ正午である。美術館入口に併設された売店・カフェに入り昼食。ガラス張りで天井が高く、美術館前の大きなクスノキの下にいるような気分でとても落ち着く。地元の食材を使った料理を楽しむ。

 今回の企画展は「アーティストの目は何を見ていたか」と題してユトリロや藤田嗣治などビュフェに影響を与えたエコール・ド・パリの画家たちの作品、さらには現代アート作品とともに数多くのビュフェの作品が展示されていた。ビュフェの絵画によくみられる黒い描線は不安感や虚無感を反映していると言われる。死をテーマとした作品も少なくない。色使いも控えめである。今回の展示で印象に残ったのは「ドン・キホーテ.鳥と洞穴」という大きな作品である。ドン・キホーテは体にロープを巻き付けて剣を振りかざすが、出てくるのはフクロウたちばかり。ビュフェ自身を投影しているのだろうか。その横で万歳をしている従者の真っ赤なベストが異様に目立っている。展示を見終わって「こども美術館」をのぞいてみる。積木で遊べるスペースや、ビュフェの絵画「アナベル夫人」の黒い衣装や道化師の衣装を着て写真が撮れるのは昔と変わらないが、確か以前あったドールハウスはなく、置かれているものも減っていてちょっと寂しい印象を受けた。いつかまた、子供たちで賑わうようになってほしい。

 

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