フォト
無料ブログはココログ

« 神経質礼賛 2371.津波警報(2) | トップページ | 神経質礼賛 2373.砕啄同時(啐啄同時)(2) »

2025年8月 3日 (日)

神経質礼賛 2372.気温上昇

 最高気温のありがたくない新記録が次々と出ている。先日は、北海道でも39℃超というとんでもない記録が出た。夏でもクーラーいらずだった北海道でも昨今は必需品となってきている。年々気温上昇は留まるところを知らない。しかも上昇のペースは上がっているように思える。実際、先月令和7年7月の平均気温は基準値より2.89℃高く、昨年同月の2.16℃高よりさらに上昇したと報じられている。2年前に気温上昇に関する記事(2142話)を書いた時よりもさらに顕著になっている。

 気象庁の発表ではここ100年で世界全体の平均気温は0.77℃上昇している。日本全体では1.35度の上昇。ただし、東京では3℃、大都市では2℃以上上昇し、特に1990年以降の上昇が激しいという。やはり世界全体の気温上昇に加えて、都市部では緑や土が減ってコンクリートジャングル化するとともに自動車やエアコンなどからの排熱によりヒートアイランド現象が起きているものと考えられる。

 研究者の中には楽観論もある。実際、今から約300年前を中心に太陽活動の低下により気温が1℃程度下がる小氷期があった。しかし、大部分の学者たちはそうした現象は起きないだろうとみている。二酸化炭素上昇を抑制して温室効果を抑えるため各国が努力している中、米国のT大統領は真逆の政策を打ち出している。米国だって巨大ハリケーン・大洪水・山火事など気温上昇に関連すると考えられる惨事に襲われているのにもかかわらず、である。彼にとって関心があるのは、自分の個人的利益と、自分を含めた関係者の犯罪もみ消しだけである。「君子」と正反対の人間が上に立つとこういうことになる。

 当ブログ初期の記事に「熱中症が増えたワケ」(327話)と題して、熱中症が増えたのは単に環境の悪化だけが原因ではなく、人間側の暑さに対する適応力の低下にも一因があるのではないか、と書いた。しかし、それから20年近い歳月が経って、大きな気温上昇により人間の適応力だけでは対処しきれなくなってきている。「洞山禅師は寒い時は寒になりきり、暑い時は熱になりきれと教えた。つまり、事実そのままよりほかに、しかたがない、という意味にほかならぬのである」(白揚社:森田正馬全集第5巻 p.325)ということだけれども、やはりそれにも限度がある。効率よくエアコンや冷却グッズを利用して熱中症を防ぐとともに、二酸化炭素を増やさないような生活上の工夫をしていくことが求められる。

 

« 神経質礼賛 2371.津波警報(2) | トップページ | 神経質礼賛 2373.砕啄同時(啐啄同時)(2) »

コメント

四分休符先生

物価があがり、気温があがり、個人的には、いい歳をしていまだに人前であがり、行く末に大きな不安を抱えて日々を送っております。
年々、生きづらくなっていくような……。
まあこれも運命。「人事を尽くして天命を待つ」の心境で、目の前のことに集中していくしかないと思っています。
果たして、「助からないと思っても助か」るのかな?(笑)

それにしても、T 大統領は、どうしようもないおっさんですね。
これだけ世界を混乱させるような人物は、あきらかに元首として、指導者として失格だと思います。
ゆくゆくは、世紀の愚者、愚かな大統領として歴史に刻まれることになるのでしょうね(また、そうなっていくような世の中にならないと困ります)。

kunu 様

 コメントいただきありがとうございます。

 まさに仰る通りです。「いい歳をしていまだに
人前であがり」はうまい!座布団2枚!級です。

 昨日、静岡市の最高気温が41.4℃。仕事
帰りに道路を歩いていると、熱したフライパンの
上を歩いているのではないかと感じました。

 神経質の干物が出来上がらないように気を付
けて生活しています。 

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 神経質礼賛 2371.津波警報(2) | トップページ | 神経質礼賛 2373.砕啄同時(啐啄同時)(2) »

最近のトラックバック

2025年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31