神経質礼賛 2417.厚顔無恥
日曜日に県内伊東市の市長選挙が行われた。T市長が学歴詐称疑惑で議会から不信任決議を受けて失職したためである。市長に立候補した際には某大学卒業と称していたが、実は中退となっていたことが判明した。立候補の際には卒業証書らしき文書を見せたというが、それは何だったのか明らかにしていない。本人は大学を卒業したと思っていた、などとあれこれ言い訳をして学歴詐称を認めようとせず、市長の座に居座り続けたため市議会が2回も不信任決議をしてようやく失職となったのである。50代の女性で市政を刷新してくれるのではないかという市民の期待を裏切った。長期間にわたり市政がストップし、再選挙のため無駄な税金を使うことになったにもかかわらず、本人は何とも思っていない様子。その再選挙、失職したT氏がまた立候補していたのだから呆れる。厚顔無恥とか鉄面皮とかいう言葉しか思い当たらない。選挙の結果40代の若い男性が当選となり、T氏は得票数3位だった。インタビューを受けるという約束も破り、最後の最後まで見苦しい振る舞いだった。
T氏に限らず政治家は平気で嘘をつける人間ばかりのような気がしてならない。その点、小心で取越苦労しやすい神経質人間は、恥をかくことを極度に恐れ、こんなことを言ったら人がどう思うだろうかと常に心配し、人から疑いをかけられないように気を配っているから、そのようなことはない。ただ、神経質人間ではなかなか政治家になることは難しい。
« 神経質礼賛 2416.体験発表 | トップページ | 神経質礼賛 2418.スマホでの受診予約 »


先生の「神経質礼賛」はいつも楽しみに読ませていただいております。参考になることがおおくいつも感謝しております。ありがとうございます。
このT氏の学歴詐称は、T大学中退ではなく、除籍のようですね。大学によって異なるかもしれませんが、学費未納とか履修登録をせず学習放棄または素行不良などによって「除籍」となることがあると聞いています。
かって作家の五木寛之氏が早稲田大学を「中退」と称していたのが、大学から説明があって、学費未納ですから中退ではありませんと言われたそうです。氏は当時本当に貧苦にあえいていたのですね。後年未納の学費をきちっと納め「中退」となったそうです。
五木氏がそのように公表しておられるのを読んだ覚えがあります。
投稿: 政治家にはなれない神経質者 | 2025年12月18日 (木) 12時39分
政治家にはなれない神経質者 様
コメントいただきありがとうございます。
また、中退と除籍の違いについて解説して
下さりありがとうございました。
さすがは神経質であります。政治家にはな
れなくても、神経質を活かして御活躍のことと
思います。
投稿: 四分休符 | 2025年12月19日 (金) 08時04分
四分休符先生
歴代の総理をはじめとした国会議員、わが県の S 藤知事もそうですが、政治家というのは、ほんとうにみんな図太いなぁ、といつも感心(?)しています。
ぼくのような神経質内向的ビビリ人間とは、もう脳の構造が根本的に違うのではないかとさえ思ったりもします。
まあ、政治家がいちいち自分のほうに気が向いているようでは話にならないでしょうが。
ところで、先生が「神経質人間」と指摘しておられた徳川家康は、政治家(それも大政治家)ではないでしょうか?
投稿: kunu | 2025年12月20日 (土) 12時23分
kunu 様
コメントいただきありがとうございます。
家康は狸親父と呼ばれ、ずる賢い人間だとみられ
がちです。
本来は小心者でビビリの家康が図太い政治力を発
揮できたのは、謀臣・本多正信の影響が極めて大き
いのだと私は考えています。
本多正信は三河一向一揆の際には一揆側について
家康に背き、一揆が失敗に終わると出奔して、のちに
帰参しています。諸国を渡り歩いている間にさらに権謀
術策を身に付けたようです。いつも家康にくっついて二
人でひそひそ話をしていて、他の家臣からは嫌われて
いました。特に同族の本多作左衛門や本多忠勝からは
「腰抜け」「(同じ本多でも)あやつとは無関係」などと言
われており、榊原康政からも「腸(はらわた)の腐った奴」
とまで言われ、奸臣扱いされていました。
家康は自分に政治力が欠けていることを自覚し、正信
を重用していたのだと思います。家康が亡くなると後を追
うように正信も亡くなっています。政治の面ではいわば二
人三脚だったように思われます。
投稿: 四分休符 | 2025年12月21日 (日) 08時44分