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2026年1月 8日 (木)

神経質礼賛 2424.「京都人の密かな愉しみ」を密かに愉しむ

 先月、BSで「京都人の密かな愉しみ」という番組があるのに気が付いてビデオに録っておいて見て行った。2015年から2年あまり不定期に放送されていた第1シリーズをまとめて再放送したものだ。その後、第2シリーズ「Blue修行中」も放送されたようだが今回の再放送にはなかった。ドラマとドキュメンタリーがミックスされたような作りで、普段公開されていない寺院がドラマの舞台になっていたりしていて興味深い。何代も続いている老舗や寺、京都ならではの古くからある職業の跡取り息子や娘が古いしきたりの中で自分らしい生き方を模索する様が描かれる。美しい情景・季節の移ろいと京都に伝わる生活文化が地元の人目線で紹介されている。大原千鶴さんによる季節の京料理の教室もある。とても魅力的な番組だった。番組の最後に表示される字幕には「このドラマはフィクションどす 実在する京都人とは関係おへん おおきに」と京言葉で書かれている。テーマ曲は武田カオリさんがカバーした「京都慕情」でピアノとストリングスによる伴奏がとても雰囲気があって良かった。

 第1シリーズで重要な役割を果たしていた文化人類学者ヒースロー教授を演じた団時朗さんが亡くなってしまったため、この1月から放送が始まった続編の第3シリーズ「Rouge継承」では渡辺謙さんが代わりの立場を担うようである。ヒースロー教授が番組の中で「本当に京都人はわからない」とつぶやく場面が何度かあったが、古くからの伝統やしきたりを守りつつ周囲に気を配ってバランスを取りながら生きて行く京都人は、かなり神経質度が高いのではないかと私は思っている。一般の人から見たら「本当に神経質人間はわからない」のと同様だろう。この番組の中で京都人の神経質を見つけるのが私の密かな愉しみである。

 

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コメント

 四分休符先生
 私も楽しみにしています。第一弾の放映がとても好きでした。
 オムニバス形式のような作りもあり、でした。説明がほぼ無い。受け手、見る側の感性に委ねられるところがあったように思うのです。それが面白さや楽しみを加速させていたように思います。そして主役含めて出演陣が中性的でもあった。ヒトを描いている、というような。
 森田でもそう。感想を書くな、事実起こったことだけを書けと指導されたものです。それは色あせない証拠でもあり、面白さでもあります。
 京都人の愉しみ。この度のシリーズも聴視者におもねらない、説明のないものであるときっと楽しみにできるだろうな、と思うのです。

 京都人。言ってみれば県民気質の事なのでしょうけれども京都ならではの、という所があるのでしょうね。それが色濃く遺っているのも貴重なのでしょう、きっと。

yukimiya 様

 コメントいただきありがとうございます。

 「一見さん」にも十分楽しめるドラマだと思い
ます。現在のエンディング曲は京都の通の名前
を並べた童歌ですが、第1シリーズと同様、ピア
ノとストリングスの伴奏がいい感じです。

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