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2026年2月12日 (木)

神経質礼賛 2435.本人認証

 マイナ保険証がすっかり標準になってきたが、不便な思いをした方もおられるのではないだろうか。私が通院している内科医院のマイナ保険証読取機の顔認証はマスクや眼鏡を付けていても外しても通る。ところが、そのいわゆる門前薬局ではなぜか読取ができなくて面倒なことになってしまう。紙やカードの保険証の時には起きなかった問題である。

 何でもかんでもデジタル化が進み、本人認証が必要なものが増えている。オンライン診察に必要な医療従事者のHPKIカード登録のため、自分のスマホを顔認証・指紋認証に変更せざるを得なかったが、顔認証は明るいところでないと通らないし、指紋認証も手の皮膚が荒れている時、ましてや絆創膏をしている時は完全にアウトだ。認証してもらえないことが多く、急いでスマホを使いたい時に自分のスマホなのにすぐに使えなくて困る、という不便が起きている。ちなみに仕事に行っている産婦人科クリニックの出勤・退勤のタイムカードはパソコンで行っていて、このところ、しもやけ・ひび割れの指では指紋が認識されず困っている。

 日本年金機構の自分のページに入るのにはパスワードだけでなく「秘密の質問」に対する答も用意しなくてはならず、それも頻回に変更するよう求められる。銀行と異なり、そうしょっちゅう利用するものでもないのに、そして今まで支払った金額ばかり表示されて実際に役に立つ情報も少ないのに、利用者側でシステムの「お守」に手間がかかるようでは困る。ネット上の種々のサイトで本人確認のため、スマホのショートメールに認証コードが送付され、それを見て入力する、というものが増えているがこれも実に煩わしい。人違いトラブル・なりすましによる不正使用防止のため、本人認証は重要ではあるが、あまり面倒になっては、何のためにデジタル化したのか、ということにもなりかねない。強迫的にデジタル化すれば良いというものではないことをシステム開発者には認識してほしいものだ。

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