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2026年3月29日 (日)

神経質礼賛 2450.丸竹夷二押御池

 今年1月から始まったNHKBSのドラマ「京都人の密かな愉しみRouge継承」は大団円を迎え全9話で完結した。京都に何代も続く老舗の継承問題にまつわる人間ドラマで、観光客があまり訪れない寺社の四季の姿を見ることができ、京文化や京の人々の意識についても知ることのできる興味深い内容だった。ドラマの舞台となったロケ地を調べ上げた動画も出ていてとても面白い。第7話で店をたたむことにした老舗和菓子店「亀祥庵」を主人公たちが訪問してそこの女将さんと話す場面があって、どこかで見たような気がすると思ったら、塩芳軒がロケに使われていたらしい。京都に行った時にはそこで生菓子と「雪まろげ」(小さな球状の和三盆の干菓子)をお土産に買って帰って母に渡したものだ。当時、雪まろげは字が書かれた和紙に一粒一粒包まれていたが、ネットで見ると現在はトレーの上に20粒載せられていて紅白と抹茶の二種類が出ているようなので、老舗和菓子店も時代に合わせて工夫を凝らして生き残っているのだなと思う。今シリーズのエンディング曲は京都の通りの名前を連ねた童歌「丸竹夷(まるたけえびす)」がベースとなっている。オケのチューニングのようなA(ラ)のロングトーンから始まり、絹の肌触りのようなストリングスにピアノの分散和音が続いていく。歌っているのは前作と同じ武田カオリさん。ただし、元の童歌にフランス語の歌詞が加わっていてそれが不思議とお洒落にマッチしている。フランス語部分の歌詞は、「私はこの街で生まれた。この街で生きて行くだろう。この街で夢を見るだろう。この街で死んでいくだろう」といった意味だそうだ。エンディング映像には京都の寺社の年中行事が流れ、音楽と映像にずっと浸っていたくなる。

 丸竹夷二押御池・・・は東西の通りを北から順に並べていて、丸太町通→竹屋町通→夷川通→二条通→押小路通→御池通→・・・ということである。現在は存在しない通りの名前も残っている。また、寺御幸麩屋富柳堺・・・は南北の通りを東から順に並べていて、寺町通→御幸町通→麩屋町通→富小路通→柳馬場通→堺町通→・・・といった具合である。この歌詞を全部覚えたいな、と思うが、哀しいかな記憶力が落ちていてすぐに忘れてしまう。それでも歌を何度も聞いてそれに合わせて鼻歌を歌っているうちにようやく少しずつ頭に入ってきている。やはり丸暗記ではなく旋律に合わせたり何か他のものと関連付けたりすると記憶が定着しやすい。

 

2026年3月26日 (木)

神経質礼賛 2449.傷病手当金

 けがや病気で休職している間、療養中の生活保障として健康保険組合から傷病手当金が支払われる制度がある。最近の新聞報道では、年々その額が膨れ上がっているという。2023年度はその5年前に比べて1.6倍になっている。特にいわゆるメンタル不調の増加が目立ち、2024年度の協会けんぽの調査では「精神及び行動の障害」が全体の39%を占め、年々増えている。男女別では男性36%女性43%とメンタル不調が女性に多いのも特徴である。

 精神科クリニックには仕事に行けなくなったと駆け込む人が増えている。休まないまでも仕事のストレスで糸が切れる一歩手前という人もよく来られる。仕事のストレスが原因だとすると、本来は労災が適応されるところだが、会社側としては労災の扱いになってしまうと厄介であり、意見書を書く医師側も仕事のストレスだけでなく家庭の事情や持病など様々な要因が絡んでいる可能性が考えられ仕事だけの問題とは断定し難いこともあり、傷病手当金で処理する形になってしまう。労働者にとっては頼みの綱の制度である反面、それが復職をためらわせる一因になっているのではないかと思うことがある。休職を長引かせると、生活リズムの回復が遅れ、ますます復職への敷居が高くなり、結局は期限切れで退職になってしまう残念な例もみられる。おせっかいのようだけれども、回復してきた人には「そろそろ復職の準備をしてはどうでしょうか」と軽く背中を押して前話の砕啄同時(啐啄同時)の殻をついばむようなことをしている。

2026年3月22日 (日)

神経質礼賛 2448.機が熟せば治る

 うつ病で長く仕事を休職している人を引き継いだ。抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬が処方されてきたが、なかなかよくならず、傷病手当金意見書も同じ文章を書かざるを得ない。診察時はいつも暗い表情で種々の身体的な不調を訴え、何もやる気が起こらない、とひきこもりがちの生活を送っていた。薬が多すぎるようにも思われて、少し整理していった。緊急避難的措置である「うつは休め」モードが続いていて、神経症化しているようにも考えられた。毎回、日常生活で小さいことでもいいから何か楽しめることを探していきましょう、と繰り返し話した。そして『ソフト森田療法』をお貸しして、50ページまででいいから読んでみて下さい、と告げた。そこまで読めば、不安、不眠、気分の落ち込み、意欲低下、体調不良への森田療法的アプローチが詰まっている。特にそれについての感想はなかったが、それから1か月経ち、2か月経ったあたりから表情が明るくなってきた。そして少しずつ家事に手を出すようになっていった。小さな行動が「呼び水効果」となって健康的な部分が引き出されていったようだ。その後はアドバイスに従って図書館へ行く出勤訓練を自主的にするようになり、産業医の先生との面談の際に自ら復職希望を告げ、正式に復職訓練スケジュールをこなし、ついに復職が決まった。

 森田の言葉に砕啄同時(啐啄同時)がある(440話)。雛鳥が孵化する時、親鳥が殻をついばむのと雛鳥が殻を破ろうとする行動が同時に起きるという喩えを言う。解決を求めて焦っても道は開けない(求不可得、求めて得べからず:750話)。この例では機が熟して治っていったが、なかなかこううまくいくとは限らない。本人が殻から出たいという気にならず頑なに殻に籠っていては、いつまで経っても機が熟さないし、殻をつついても効果はないのである。

 

2026年3月19日 (木)

神経質礼賛 2447.ブラウン神父

 先月、BS12トゥエルビで月曜夜8時にブラウン神父が放送されていることに気が付いた。もうシーズン1が終わってしまうところで、現在は引き続きシーズン2が放送されている。私は以前書いたように小学校3、4年の頃にコナン・ドイル作のシャーロック・ホームズ(485話)に夢中になって図書室の本を読みまくり、中学生の時には小遣で創元推理文庫のその他の探偵小説を次々と買って読んでいった。当時、文庫本が1冊200円程度で買えたから書店で貰った創元推理文庫の目録を見て面白そうなものを月に1~2冊買い揃えて行った。クリスティ作のポワロ(1872話)やエラリー・クイーンなどがあった。その中で異色の探偵がチェスタトン作のブラウン神父だった。

 本職はカトリック教会の司祭で、まん丸顔に眼鏡をかけて時代遅れの大きな帽子を被り黒い蝙蝠傘を持ち歩いている。小柄で風采が上がらずあまり頭が切れそうには見えない。このドラマでブラウン神父を演じているのは映画ハリー・ポッターでハリーの親友ロンの父親役を演じたマーク・ウイリアムズである。ホームズやポワロが証拠を積み重ねて帰納法で犯人に迫っていくのとはちょっと異なり、関係者の話を聴取してその心理に迫り、教会で長年人々の懺悔を聴いてきて鍛えられた鋭い洞察力により演繹法的なやり方で事件を解決していく。本職の探偵ではないから全く武器はもっておらず、犯人に襲われて危ない場面もあるが、冷静に犯人を諭す。何度か対決した大泥棒のフランボウも改心してブラウン神父を助けるようになる。おしゃべりでちょっとお節介な秘書役の女性とのやりとりもユーモラスである。

 現代の精神医学の世界では機械的に診断基準にあてはめて診断をし、ガイドラインに従った薬物療法を行っていくのが主流となっている。しかし、患者さんや家族の心理や生活背景をしっかり把握して適切なアドバイスをしていくことも必要ではないだろうか。そういう意味ではブラウン神父から学ぶところは少なくないように思う。

2026年3月15日 (日)

神経質礼賛 2446.眼瞼クリーム

 3月になってから天気予報の花粉飛散予報が「非常に多い」あるいはさらに多い「極めて多い」が連日続いている。前年の夏場の気温が高いと花粉の飛散量が多くなる。鼻水、くしゃみ、目のかゆみに悩む人が増えている。日本人の花粉症有病率は年々上昇して、50%に近づいているとまで言われている。最近では3歳位の子供の花粉症も目立つようになっているそうである。まさに花粉症花盛りである。症状があると、集中力が低下して労働生産性も低下するし、外出を控えるとなると経済的損失になってくるという調査もある。治療薬の抗ヒスタミン剤は改良されて眠気の副作用の少ない薬剤や水なしで服用できるOD錠タイプのものが開発されてきている。

 クリニックの外来患者さんたちからも薬の処方の要望が増えている。例年春には抗ヒスタミン剤が処方されている女性患者さんから「アレジオン眼瞼クリームという薬を出してもらえませんか」と言われた。これは一昨年5月に薬価収載(新発売)となった薬だ。1日1回、眼の周りに塗布するだけでアレルギー性結膜炎の症状が抑えられるから利便性が高い。従来のザジテン(ケトチフェン)点眼液だと1日4回点眼する必要があった。さて、処方箋を出そうとするがまだデータが入っていないらしくて出せない。事務員さんに聞いてみると、「確か最近院長先生が一人出した患者さんがいたと思います」とのことで、調べてもらい、何とか処方できるようにしてもらった。

 スギ林にヘリコプターで花粉飛散を防ぐ薬剤を散布することも試みられてはいるけれども、コストに見合う効果は期待できそうにない。外出時はマスク着用、花粉が付着しにくい衣類を選び、帰宅時には服や髪を払ってから手洗いうがいをして花粉を持ち込まないという基本的な対策を丹念に実行していくのが現実的であろう。

 

2026年3月12日 (木)

神経質礼賛 2445.ヴァイオリン修理

 楽寿園を出た後、伊豆箱根鉄道に乗って三島二日町の楽器店へ。一週間前に毛替えを依頼した弓4本はきれいに仕上がっていて、ヴァイオリンの駒も削って調整されていた。さらにその日に持ち込んだヴァイオリンのあご当てをその場で交換してもらう。前のオーナーはよほど顔が細かったとみえてあご当ての外側が跳ね上がっていて、丸顔の私にはどうにも合わず長時間弾けない。交換したあご当ての材質は同じローズウッド、形状はごく普通の形である。弾きにくさは交換後には改善された。側板の一部に傷んでいる箇所があって、補修した方が良いと言われる。補修するとなると膠(にかわ)が乾いて治り具合を確認するまで3時間位かかるとのことなので、今回はパスして次回弓の毛替えを依頼がてら補修してもらうことにした。職人さんが常駐している弦楽器店はありがたい。このところの円安で部材がどんどん値上がりしていると聞く。店には交換弦も多品種揃えているけれど、「通販で買われた方が安いですよ」と職人さんが笑いながら言う。

 さて、帰りはヴァイオリンケース2つなのでちょっと大変である。1つはおんぶ、もう1つは手に持って電車に乗り、帰宅する。雨でなかったのが幸いだ。もう一仕事、毛替えした弓はそのままでは使えない。すべすべして音がほとんど出ない。普段ならば弾く前に軽く1~2往復塗る程度の松脂を丹念に毛に塗り込む必要がある。ただし松脂は塗り過ぎると音は大きくても割れやすくなるし、楽器の表板に付着して悪影響を及ぼしやすいので注意が必要だ。張り替えた弓で修理してもらったヴァイオリンを弾くとよく鳴るようになっていた。

2026年3月 8日 (日)

神経質礼賛 2444.楽寿園

 昨日はまた三島へ。弦楽器店の予約の時刻よりかなり早く着いていたので駅を出てすぐの楽寿園に寄って時間調整をする。御存知ない方が名前を聞かれたら老人施設の名前かと思ってしまいそうだが、元は小松宮親王別邸だったものを昭和27年に市立公園として整備したものだ。富士山の湧水による小浜池に面した楽寿館を中心とした日本庭園・小さな動物園・遊園地・郷土資料館がある。入園料は300円。月曜日休園である。

 駅前口から入園する。子供たちが幼稚園の頃に連れて来たことがあるがあって、その時は傾いて回転する遊具があったけれども、今はわずかにメリーゴーランドと豆汽車が残っている位である。動物園もかつていた大型動物は全くいなくなり、アルパカ、レッサーパンダ、カンガルー、カピバラ、ミニブタなどを残すばかりである。家族連れの姿をちらほら見かけるけれども土曜日にしては閑散としていて寂しい。小浜池の水もほぼ枯れあがっていた。年々、渇水の時期が長くなっているという。あいにく時期的に咲いている花はほとんどない。園内の遊歩道は「危険」と書かれたロープが張られて通行止めになっている所が何カ所もあって、正門の方に出ようとしても出られず、ウロウロしている人たちを見かけた。私もやむなくまた駅前入園口へ戻っていく。

 園内には食事ができる休憩所があって看板にはカレーやカツ丼やラーメンとともに三島コロッケ200円・三島コロッケ丼500円と書かれていて、知って入れば昼食を食べずに来てここで食べてもよかった。今回はちょっと残念だったけれど桜や紅葉の時期は人気があるし、秋には菊祭りの展示があってニュースで紹介されている。何よりも交通至便なのは良い。三嶋大社も文学碑が並ぶ水辺の散歩道を歩いて近くにある。今度は別の季節にヴァイオリン修理を依頼ついでに寄ってみようと思う。

 

2026年3月 5日 (木)

神経質礼賛 2443.鶺鴒(セキレイ)

 数年前から朝の通勤途中にアスファルト道路や駐車場を白黒のスリムな小鳥がトコトコ速足で腰を振るように歩き回っている姿を見かけるようになった。はて、何の鳥だろう。スズメやムクドリではない。近くを通っても逃げ去ることはないが、写真に撮って検索にかけようとしても動きが激しいので何度か失敗している。街で見かける鳥を数多く紹介しているホームページを見てもなかなかそれらしいものがない。いろいろ探して、ようやくセキレイだとわかった。

 鶺鴒(セキレイ)とは、背筋を伸ばした美しい鳥、という意味なのだそうで、セキレイにはキセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイの3種がある。キセキレイは上腹部が白色・下腹部が黄色であり、渓流に生息している。ハクセキレイは黒~灰色の羽を持ち、胸部や腹部は白く、白い顔に黒い過眼線が入っている。元は大陸由来で冬場に日本に来ていたのが居ついたもので、最初は北海道、東北から今では日本全土に勢力を広げているそうだ。繁殖力が強く、最近は市街地に順応して年中見かけるようになっている。日本の在来種セグロセキレイはそれに押されて旗色が悪いという。

 日本書紀の中でイザナギノミコトとイザナミノミコトにセキレイが男女の交わり方を教えて国生みをさせたとする伝承もあるようだ。これはセグロセキレイと考えられている。古事記の文庫本の同じ部分を読んでみたがこちらには書かれていなかった。一方、ハクセキレイは幸運の象徴ということが言われる。確かにちょこまか歩き回る姿はほほえましく、見ただけでちょっと得した気分になれる。アスファルトとコンクリートに囲まれた無機質な街中でもよく見れば面白いものが見つかる。

2026年3月 2日 (月)

神経質礼賛 2442.マイクロソフト商法

 Windowsを販売しているマイクロソフト社に独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会の立入調査が入ったことがニュースで報じられていた。コストや契約条件により自社のクラウド基盤を利用するように顧客を誘導し、不当に他社の取引を妨害した疑いとのことである。以前からマイクロソフト商法は独禁法違反の疑いが指摘されてきたが、今回もまたうやむやな決着に終わりそうである。

 仕事や日常生活でよく使用している文書はワードやエクセルで作られているものが多く、学会発表や講演ではパワーポイントを使うため、長いことパソコンの買替はWindowsのワードやエクセルなどがセットされたOfficeが入ったものにしている。一度買えば5年ほどして次の買替まではそれを使うのを常としていたが、最近はソフトの年間使用料を払って最新のものに更新するタイプに誘導しようとする圧力が強くなっている。さらにWindows11になったら、ファイルデータをクラウド上に勝手にバックアップするようなデフォルト設定になっていて、パソコンのメモリ不足や処理速度低下に悩まされることになる。これも自社のクラウド処理ソフトに顧客を縛り付けるとともに、より高性能の新型パソコンへの買替を促すマイクロソフト商法なのだろう。ネット情報からクラウド上のOne Driveとの同期を解除する方法を調べて、やっと解決できた。年々やり方が悪辣になってきているように思う。ネットがなかった時代のワープロソフト一太郎や表計算ソフトが懐かしく思い出されるけれども、もう後戻りすることはできない。マイクロソフト商法に踊らされずに情報を集めて対処していきたい。

 

2026年3月 1日 (日)

神経質礼賛 2441.6年ぶりの三島

 23年間通勤していた三島森田病院を退職して6年になる。三島には県内唯一の弦楽器の修理ができる店があって、退職直前にヴァイオリンやヴィオラの弓全部で5本の毛替えを依頼した。年1回は毛替えをしたいけれども、店が近くにないとそうもいかず、そのままになっていた。また、40年使っているオールドヴァイオリンの駒にE線(一番高い音を出す細い弦)が深く食い込んでしまっていて、これも修理が必要なレベルになっている。そこで、一昨日に予約の電話を入れて、昨日行ってきた。

 三島駅に降りてみると6年前にはまだ建設中だった南口の東急ホテルが目立つ存在にはなっているが、それ以外特に目につくものはない。伊豆箱根鉄道に乗り換え、三島二日町まではすぐである。駅員さんはいなくなり無人駅になっていた。精神保健相談を依頼されてこの駅近くの三島保健所に何度も行ったことを思い出す。店までは歩いてすぐである。予約の時刻より20分早く着いてしまった。先客がドアから出てくるのを待ってから入店する。女性の弦楽器職人さんと相談である。弦楽器の弓の毛は馬の尻尾の毛だ。ここでの毛替えはモンゴル産、シベリア産、カナダ産、イタリア産、さらにはカナダ産やイタリア産の極上品から選ぶ。後のものほど価格が高くなる。ヴァイオリン弓3本とヴィオラ弓1本すべて音がソフトなカナダ産の普通のものを選んだ。40年使っている弓は先端のチップが少し欠けていると指摘され、その交換もお願いする。駒については、まだ交換しなくても大丈夫だということで、削って調整してもらうことになった。1週間後にまた取りに行く予定である。その時には、昨年購入したヴァイオリン(2365話)のあご当ての交換もお願いするつもりだ。

 三島駅に戻り、売店で三島大社の福太郎(1088話)を買って帰る。ほとんど宣伝されておらず伊勢神宮の赤福ほど有名ではないが、これは三島銘菓である。黒い翁の面を付けて福の種を撒く福太郎にちなんで、草餅に烏帽子をかたどった餡子が付いている。これがリーゼントに見えるという人もいる。値上がりして現在は12個入り1200円(税込)である。賞味期限が製造日含めて4日と短いけれども美味しくてすぐに食べきってしまうから心配はいらない。

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