神経質礼賛 2445.ヴァイオリン修理
楽寿園を出た後、伊豆箱根鉄道に乗って三島二日町の楽器店へ。一週間前に毛替えを依頼した弓4本はきれいに仕上がっていて、ヴァイオリンの駒も削って調整されていた。さらにその日に持ち込んだヴァイオリンのあご当てをその場で交換してもらう。前のオーナーはよほど顔が細かったとみえてあご当ての外側が跳ね上がっていて、丸顔の私にはどうにも合わず長時間弾けない。交換したあご当ての材質は同じローズウッド、形状はごく普通の形である。弾きにくさは交換後には改善された。側板の一部に傷んでいる箇所があって、補修した方が良いと言われる。補修するとなると膠(にかわ)が乾いて治り具合を確認するまで3時間位かかるとのことなので、今回はパスして次回弓の毛替えを依頼がてら補修してもらうことにした。職人さんが常駐している弦楽器店はありがたい。このところの円安で部材がどんどん値上がりしていると聞く。店には交換弦も多品種揃えているけれど、「通販で買われた方が安いですよ」と職人さんが笑いながら言う。
さて、帰りはヴァイオリンケース2つなのでちょっと大変である。1つはおんぶ、もう1つは手に持って電車に乗り、帰宅する。雨でなかったのが幸いだ。もう一仕事、毛替えした弓はそのままでは使えない。すべすべして音がほとんど出ない。普段ならば弾く前に軽く1~2往復塗る程度の松脂を丹念に毛に塗り込む必要がある。ただし松脂は塗り過ぎると音は大きくても割れやすくなるし、楽器の表板に付着して悪影響を及ぼしやすいので注意が必要だ。張り替えた弓で修理してもらったヴァイオリンを弾くとよく鳴るようになっていた。
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