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2026年3月15日 (日)

神経質礼賛 2446.眼瞼クリーム

 3月になってから天気予報の花粉飛散予報が「非常に多い」あるいはさらに多い「極めて多い」が連日続いている。前年の夏場の気温が高いと花粉の飛散量が多くなる。鼻水、くしゃみ、目のかゆみに悩む人が増えている。日本人の花粉症有病率は年々上昇して、50%に近づいているとまで言われている。最近では3歳位の子供の花粉症も目立つようになっているそうである。まさに花粉症花盛りである。症状があると、集中力が低下して労働生産性も低下するし、外出を控えるとなると経済的損失になってくるという調査もある。治療薬の抗ヒスタミン剤は改良されて眠気の副作用の少ない薬剤や水なしで服用できるOD錠タイプのものが開発されてきている。

 クリニックの外来患者さんたちからも薬の処方の要望が増えている。例年春には抗ヒスタミン剤が処方されている女性患者さんから「アレジオン眼瞼クリームという薬を出してもらえませんか」と言われた。これは一昨年5月に薬価収載(新発売)となった薬だ。1日1回、眼の周りに塗布するだけでアレルギー性結膜炎の症状が抑えられるから利便性が高い。従来のザジテン(ケトチフェン)点眼液だと1日4回点眼する必要があった。さて、処方箋を出そうとするがまだデータが入っていないらしくて出せない。事務員さんに聞いてみると、「確か最近院長先生が一人出した患者さんがいたと思います」とのことで、調べてもらい、何とか処方できるようにしてもらった。

 スギ林にヘリコプターで花粉飛散を防ぐ薬剤を散布することも試みられてはいるけれども、コストに見合う効果は期待できそうにない。外出時はマスク着用、花粉が付着しにくい衣類を選び、帰宅時には服や髪を払ってから手洗いうがいをして花粉を持ち込まないという基本的な対策を丹念に実行していくのが現実的であろう。

 

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