神経質礼賛 2453.大山崎山荘美術館
前話の続き。JR山科駅で京都方面への新快速に乗ったが動かない。どんどん人が乗ってきて満員状態である。湖西線の朝の倒木による不通の影響が残っている。ようやく「運転を再開します」のアナウンスがあって発車する。京都駅で降りて次の各駅停車を待つ。ホームは人であふれている。15分ほど乗って山崎駅で降りる。明智光秀の軍と中国大返しの秀吉軍とが衝突した山崎の合戦場は近い。クロード・モネの企画展を見にアサヒグループ大山崎山荘美術館へ向かう。ホームページには駅からは徒歩10分とあった。線路沿いの道を歩いて踏切を渡るといきなり急勾配の上り坂が待っていた。コンクリート道路には「Oリング」と呼ばれる滑り止めのためのドーナツ型をした丸い溝が並んでいる。これは手強そうだ。時折雨の降り方も強くなる。息切れがしてなかなか前に足が出て行かない。仕方なしに息を整えながら小刻みに歩いていく。WC・コインロッカーと表示された建物があったので美術館入口に通じているのかなと思い込んで入ったところ休憩用の椅子が並んでいるばかりでどこにも繋がっていない。ここはレストハウスだった。結局、入口はもう少し上がった所にあった。
受付を済ませて階段を下りて建築家・安藤忠雄の設計による円柱型の「地中の宝石箱」という展示室に入っていく。通路のガラス窓からは庭の緑が見えるようになっていて、階段通路の写真を撮っている人がいた。展示室には美術館所蔵のモネ8点のうち6点が展示されていた。2点は前期と後期で展示替えが行われるらしい。睡蓮の絵が4点とアイリスの絵が1点、日本風太鼓橋の絵が1点。これだけモネが並んだ展示はめったに見られないだろう。なかなか見ごたえがあった。見終わって再び地上の展示室に上がって行き、もう一つの企画展で河井寛次郎と浜田庄司の陶芸作品を見た。美術品として飾るのを目的としたものではなく、日常生活で使う器に美を追求した作品であり、興味深かった。人気の喫茶室は順番待ちの人が多かった。そこからテラスに出た所からは遠景が望める。雨でなかったらよかったろうに。天気が良くて時間があれば庭の散策も良さそうである。
帰りは下り坂だから歩くのはだいぶ楽だ。もっとも膝や足を痛めやすいから慎重に歩かなくては。マンホールの蓋など金属板の上は雨でとても滑りやすくなっていて注意が必要だった。山崎駅では列車の遅れはほぼ解消していて、順調に京都駅に戻ることができた。
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