神経質礼賛 2452.毘沙門堂門跡
昨日は日帰りで京都へ。桜の咲く時期に京都を訪れるのは初めてである。混雑しそうな中心部は避け、大山崎山荘美術館と山科に行くことにした。しかしあいにくの雨。それも午後に雨脚が強まりそうなので、順番を入れ替えて先に山科へ行くことにした。
山科まではJR線で京都から一駅5分である。湖西線が強風による倒木で運休や遅れが出ているとのことだったが、新快速は動いていた。毘沙門堂門跡を目指す。寺のホームページからプリントアウトした案内マップに従って歩いていく。洛東高校グランド横の道を歩いていくと桜が満開で強い風に花吹雪が舞う。右に曲がって疎水沿いを歩くと頭上の見事な桜と足元の菜の花のハーモニーを満喫できる。翌日が桜まつりでかなりの人出が予想されるが、前日でまだそれほど人は多くない。ドラマ「京都人の密かな愉しみRouge継承」第七話「幕の引き方」では毘沙門堂の紅葉まつりと義士祭の模様がエンディングに流れていた。映像で見た通りの石段を登る。本殿を拝み、霊殿の八方睨みの天井龍図を見る。宸殿の狩野派による襖絵は左右に動いて見ると変わって見えて面白い。和製だまし絵とも言えるだろう。そして、何といっても見どころは宸殿前の枝垂れ桜だ。樹齢百年を超える巨樹がちょうど満開だった。境内を拝観してまた石段を下りて行くと境内入口正面中央の石柱の裏側に「平常心是道」(480話)と刻まれているのに気が付いた。南泉禅師の言葉で森田療法ではお馴染みの言葉、はからいのない素直な気持ちが取りも直さず人の求める道である、という意味である。
次の目的地は安祥寺。疎水に沿って歩いていく。4月は土日の特別拝観日が4回ある。重要文化財の十一面観音と国宝の五智如来坐像が目当てである。十一面観音は美しい御顔を拝むことができた。五智如来坐像は残念ながら京都国立博物館に寄託中とのことでお目にかかれなかった。だんだん雨風が強くなってきた。山科駅に戻り、近くで昼食を摂った。
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