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2026年5月 1日 (金)

神経質礼賛 2461.ピカピカの一年生

 真新しいランドセルを背負って登下校するピカピカの一年生を見かけることがある。この前見かけた男の子は横断歩道もない小さな交差点の手前で立ち止まって左右を確認して車が来ていなくても手を挙げて渡っていた。微笑ましい光景であり「純な心」という言葉が思い浮かぶ。学校で教わった通りのことを素直に実行している子なのだろう。

   少子高齢化のため、そして子供たちが外遊びをしなくなって、見かける子供の数はずいぶん減っている。私が子供の頃、街には子供があふれ、路地は子供の遊び場になっていて、近所の子供同士でキャッチボールをしたり道路にチョークのようなもので落書きしたりしたものだ。赤ちゃんがいる家には近所の女の子たちが集まってきて、「抱っこさせてよ」などとねだったものだ。自分の子供たちが小学生の頃は、まだ子供会の活動が盛んで、毎月廃品回収に親たちが駆り出されて私の妻もトラックの荷台の上に乗って新聞紙や雑誌類を集めていたものだ。夏祭り、運動会、遠足など行事も多かった。今年度、町内会の会計担当になって予算を見てみると、なんと予算額ゼロ。子供会は会員数減少のため休止となっていたのだ。時代の変遷を強く感じる。

   森田療法もピカピカの一年生君のように、最初は素直に習ったようにやってみることだ。頭でっかちの神経質は屁理屈を並べて実際の行動がおろそかになりがちなので、気分はともかく四方八方に気を配って仕事に手を出して行動していくようアドバイスしている。しかし、それにこだわり過ぎるとうまくいかないことも出てくる。状況に適した行動が必要な時もある。されど、原則からあまり離れ過ぎても崩れてしまう。そうなった時には初心に立ち返って基本に戻ることも必要になってくる。武道や芸道の「守破離」(598話)なのである。

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