神経質礼賛 2467.ナフサ欠乏症(2)
ナフサの供給が滞り、私たちの生活用品が生産困難になり始めている。ナフサはポリエチレン、樹脂、合成ゴム、合成繊維の材料であるから、前話の医薬品・医療用資材に限らず、家電・衣類・自動車・建材など幅広い分野の生産に打撃が見込まれる。政府はナフサは十分な備蓄があるから心配ないと火消に躍起だが、そんなに楽観視していていいのだろうか。仮にアメリカ・イラン間で停戦が決まってホルムズ海峡の通航ができるようになったとしても、供給不足が解消されるまでには時間がかかりそうである。
県内では市指定のゴミ袋が不足して一部の地区ではパニック寸前という報道があった。ゴミが出せないとなると生活に甚大な影響がある。一時的に指定袋でなくてもゴミ回収をするとした市もある。病院では今まで1人分の廃棄する紙おむつを入れていた所に2人分を詰め込んで使用枚数を制限しているという話もある。
インキの不足のためポテトチップのパッケージを白黒にしたメーカーが出て話題になっている。他の食品メーカーでも白黒パッケージに移行する動きがあるという。惣菜など食品のプラスチックパッケージをやめて簡素化したり、ややコストは上がるが供給の心配が少ない紙製品に切り替えたりする動きもみられる。いかに私たちの便利で豊かな生活がナフサに依存していたか、改めて思い知らされた感がある。災害対策も兼ねて、普段から食品に限らず生活必需品のストックはある程度は準備していくことである。もっとも、このあたりは神経質人間が得意とするところである。
« 神経質礼賛 2466.ナフサ欠乏症(1) | トップページ | 神経質礼賛 2468.最近の睡眠薬事情(ボルズィ) »
コメント
« 神経質礼賛 2466.ナフサ欠乏症(1) | トップページ | 神経質礼賛 2468.最近の睡眠薬事情(ボルズィ) »


四分休符先生
コメント第三弾、失礼致します。
我が住む自治体ではプラスチックゴミ収集の日があります。とてもたくさん出ます。
何かのテレビ情報でプラスチックから優良な燃料、ナフサが生み出されると観ました。へぇぇ...
私どもが出しているプラスチックごみは再生燃料とはならないと思います、再生されて衣料になったりするそうですが、思うのはなんと石油由来に囲まれて生活していか、と今更のように。昔に戻ることはないとは思いますがそれでもゴージャスに石油に依存してきた、という反省する機会になったかなと思えます。
投稿: yukimiya | 2026年6月 9日 (火) 21時27分
yukimiya様
コメントいただきありがとうございます。
私たちの便利で清潔な暮らしがいかに石油
に依存していたか思い知らされましたね。
一頃、ペットボトルを回収しても十分に生かさ
れていないなどという報道を見たことがあります。
この騒動で、もう少し資源として再利用率が上が
るといいなと思います。
投稿: 四分休符 | 2026年6月10日 (水) 19時15分