神経質礼賛 2474.そのうち時間ができたら
先週は台風6号の影響でいつも通勤に利用している静岡鉄道電車も東海道線(在来線)も運休になってしまった。そうなることは十分予想できたので、あらかじめその日の産婦人科クリニックの勤務は休みにしてもらっていた。さて、丸一日空いてしまった日をどう使うか。午後には風雨が収まりそうだけれども、出歩くのは避けた方が安全である。こういう時こそ「そのうち時間ができたら」と先送りしていたことを片付けようと思い立った。精神科専門医の更新は来年度なので、まだいいかと何となく面倒に思って先送りしていた全専門医共通必修科目のeラーニング講習を受けることにした。とりあえず午前中に感染対策の講習を受けた。そうなると、続きもやってみようということになる。午後には医療倫理の講習を受ける。まさに「神経質は重い車」の通り取りかかるまでモタモタして時間がかかるが動き出したら止まらなくなる。その二日後には残った医療安全の講習を受けて3科目全部片付いた。やってしまえば何でもないことだった。
森田正馬先生は形外会の場で次のように述べておられる。
腰が軽いという事は、思い立った事に、早く気軽く手を出して実行する事であって、これは何事にも功利的で、一つ一つの事に労力と時間の見積もりを立て、損得を打算し、骨惜しみをして、物事をおっくうに思うという事のない時にできる事である。つまる所は捨身の態度という事に帰着する。(白揚社:森田正馬全集 第5巻 p.743)
かかる手間を思い浮かべて、嫌だなあ・面倒だなあ、と先送りするのは神経質人間にはありがちのことである。しかし、気が向かないままにちょっと手を付けてみればそれが呼び水となって前に進んでいくものである。
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「神経質は思い車」は「重い車」でしょうか。案ずるより産むが易しで、手をつける前と後とでは景色が変わりますよね。
投稿: たらふく | 2026年6月25日 (木) 05時48分
たらふく 様
コメントいただきありがとうございます。
御指摘の通りお恥ずかしい変換ミスです。
修正させていただきます。
投稿: 四分休符 | 2026年6月25日 (木) 06時06分