神経質礼賛 2307.千葉集談会の講演
昨年、生活の発見会の千葉集談会の方から講演を依頼されて引き受けた。来週1月26日(日)の予定である。連絡を担当されている方はさすがに神経質の行き届いた方で、細かいところまで抜かりなくメールで連絡して下さる。テーマは「神経症と森田療法 付・平安朝の神経質」としている。会場からWeb中継もするとのことで、カメラが向けられるとちょっと緊張するなあ、と少し心配にはなる。すでに生活の発見誌1月号の告知板に掲載されている。主要テーマの部分は、昨年メンタルヘルス岡本記念財団の講演内容に近いもので、おまけの平安朝の神経質では、当ブログで紹介した、菅原道真・藤原道長・藤原実資・紫式部の話である。歴史に名を遺した平安朝の偉人たちも神経質だったということで神経質を礼賛する内容である。
ところで、昨年の大河ドラマ「光る君へ」に紫式部(ドラマでは「まひろ」)の従者・乙丸役で登場していた矢部太郎さんが描いた絵画・漫画本「光る君 絵」を注文していたのが昨日届いた。矢部さんはお笑いの仕事をされていたのだが、漫画界でも活躍して手塚治虫文化賞を取っておられる。ドラマの中ではまひろの幼少期から晩年までそばに仕える乙丸役。体を張ってまひろを守ろうとするが小柄で非力なためボコされてしまったりもする。純朴で微笑ましいキャラクターには好感が持てる。矢部さん本人の性格がにじみ出ているのではなかろうか。この本の絵や漫画もほのぼのとした感じがいい。各回のドラマのイメージを示す淡い色の水彩画は優しさが満ち溢れ、ドラマ撮影の裏話の漫画があって面白い。薄い本だからあっという間に読み終わってしまうけれど、子供の絵本のように、時々眺めて楽しむことにしよう。
最近のコメント